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MIHO MUSEUMU開館10周年記念特別展Ⅰの見所 [アート]

 今回MIHO MUSEUMで開催されている「中国・山東省の仏像ー飛鳥仏の面影」のリポートをしたいと思います。この特別展は、「山東省に仏教が伝来した五胡十六国時代から、北魏、東魏、北斉、隋にいたる、4世紀から7世紀初頭までの仏像72点を一同に会し、その変遷を概観しよう」(MIHO MUSEUM発行MIHO MUSEUM通信vol19.2007.3)としたものです。

 この特別展示の見所は、「宝冠に蝉の飾りをつけた菩薩像」と思われます。これは、「山東省で北魏末期から東魏時代にかけて造られた中国風の作風を示す菩薩像の中に、頭上にいただく宝冠に蝉の飾りをつけたものがあります。(同通信)

 

   「このような姿の菩薩像は本来仏教の規定にはなく、おそらく中国の戦国時代以来、皇帝の近臣や高級宦官が清廉、潔白の証として冠の正面に蝉の飾りを使用するようになった伝統に由来しているものと思われます。」(同通信)

 また、飛鳥仏の面影がある仏像としては、

 上のような仏像があります。中国の歴史や日本の仏教のルーツに興味をもたれる方はぜひ行ってみて下さい。ここの常設展も超一級の美実品ばかりですから、身も心も洗われますよ。

 

 

 


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